ファンと名乗れるほどのものじゃないけど、72時間ぶっ通しで見てしまった…。
なんでだろう。少し考えて言語化してみようと思う。
多分だけど、きっと見えないものを見たかったんだと思う。だからずっと見ていられたのかなと。3人を見てたけど、5人に見えていた。というと視力か頭に問題がありそうだけど、画面に映っていないものを、言葉として発しないことを、見たくて聞きたくて、ずっとずっと見てしまったのだろう。
歌も正直に言えば、音程も外れていたり、作品としてはいかがなものかと思う人は多かったことだろうと思う。
でも、その中にある想いを読み解きたかったのだ。彼らは現状にどう思っているのかを、中居さんや木村さんに対する想いを。
見ていなかった人やそれほど関心のない人からすると、不思議に思うだろうか。
昨年の1月に解散の報道が出た。正確には、4人がジャニーズから退所し、木村さんが残る選択をしたという話だった。その後、昨年の12月31日をもってSMAPは解散した。そして、中居さんもジャニーズに残ることとなり、稲垣さん、草彅さん、香取さんの3名が今年の9月にジャニーズを退所した。
なんでこういう形になったのか。そもそもなぜ退所することになったのか。そのことは一切語られていなかった。
不仲説もあったし、色んな陰謀説もあった。根も葉もないようなことを言いたい人が言っていた。
でも、彼らは何も語らないまま、ジャニーズ事務所を退所した。
だから、私は、彼らの言葉を待っていたのだ。
今回の番組では、あの時のことを明確な言葉としては語られなかった。
でもわかったことはある。
まず、1つ目が芸能活動を辞めたくなってやめたわけではないということ。
歌もバラエティも演技も全て楽しそうにしていた。かつて、スマスマやほかの番組でやっていたように、AbemaTVでも全力でやっていた。実際に彼らも、芸能活動をしたいということを何度も口にしていた。
2つ目が芸能界が嫌になってやめたわけではないということ。
裏表のある世界で怖くなって辞める、というパターンもよくあるけれど、そうではないのだろうと思う。だから今回たくさんの芸能人と共演し、また共演しましょうという言葉に応えていたのだろう。
3つ目が不仲ではないのだろうということ。
SMAPはみんな仲良しさんっていうわけではない。専門がそれぞれ違っていて、でも、いざって時はSMAPというグループで活動するってイメージ。だからね、私は、SMAPが解散したと思っていないの。今までと同じように、個々の活動をしているだけで、また絶対SMAPという形で、活動するんだと思う。
彼ら一人一人もまたそう思っているんだろうなと信じてる。
私がそう信じたいだけかもしれない。また、3人はそう思ってても、木村さんはそう思っていないんじゃないかって考える人もいるかもしれない。
どういう形が幸せかはわからない。
でも、今の形が誰にとっても、ベストではないんだろうなというのは感じている。
ただ、今の状況になってしまったのを、誰かのせいとかは言いたくないなと思うの。
彼らも言わないから、私も言わない。
別なとこで言ったかもしれないし、リアルではちょー適当言いまくってるけど今は言わない。
今語るべきことは、犯人探しとか原因追求じゃなくて、これからのことなんだと思う。
SMAPの全員がこれまでと同様に、これからもますます色んな活動をして、作品を生み出して、そしていつか、あの日のことを全員で語る日がくるといいなと思う。願わくば、その場をたくさんのSMAPファン達と一緒に共有できたらいいなと思う。
そんな未来への新たな1歩が、あの72時間だったのだろうなと。
こんな貴重な機会に立ち会えたことを嬉しく思うとともに、AbemaTVに感謝してもしきれません。